業務システムのワークフロー機能考察

★はじめに

 業務システムの多くはワークフロー機能が存在する。

 例えば、旅費精算システムなら精算の申請~上司の承認~経理担当者の承認

 といった具合だ。

 こういったワークフローはどんな業務でも共通機能になる部分が多いので

 ヌケボレ防止のため必要機能等を検討してみる。

 

★機能

1.アクションの分類
 申請

 取り下げ

 引き戻し

 承認、決裁

 否認

 保留

 差し戻し

 確認 ※関係者に通知するだけで承認や否認等のアクションをさせない

 

2.アクターによる分類

 申請者

 承認者

 確認者

 ※細かく分類している

 起案承認者

 決裁者

 受付者

 業務担当者 ※経理担当や購買担当等

 

3.閲覧範囲

 申請や承認、業務処理をしたデータについて

 誰が見えるのか、見れないのか閲覧範囲の基準の検討は大事である。

 制御案

 ・ユーザ

 ・組織

 ・権限

4.承認者のメンテナンス機能

 会社組織は人事異動や組織変更がつきもの。

 誰が申請できるのか、できないのか

 ある部署の申請を誰が承認するのか。といった

 マスタのメンテナンス機能が必要。

 

5.イレギュラー処理

 申請中のユーザやが退職(ユーザ無効)した場合

 後続処理ができないのは問題である

 手動による変更機能や

 変更が機械的に可能ならバッチによる処理を検討する